プライバシー

概要

このドキュメントでは、ショッパーのプライバシーを尊重するために利用可能な統合タッチポイントの概要を提供します。欧州連合(EU)の法律および多くの国の規制では、ユーザー情報および行動の追跡を防ぐためのオプトアウトの提供が求められています。

対象読者

すべてのクライアントは、顧客のプライバシーを尊重するために利用可能なオプションを把握しておくべきです。

一般データ保護規則(GDPR)

これは、EU一般データ保護規則(GDPR)およびユーザーの「忘れられる権利」に対応するための設計です。詳細については、以下を参照してください:https://www.eugdpr.org/the-regulation_ja.html

プライバシータッチポイント:

  1. プロファイルコマンドAPIを使用して、組織がユーザーに代わってオプトアウトを実施できます。

  2. Recommend および Engage への各リクエストは、リクエスト上でプライベートモードを有効にすることで匿名化できます。

    • クライアントサイド JavaScript 統合の場合:

      R3_COMMON.setPrivateMode();

    • サーバーサイドの recsForPlacement 呼び出しの場合は、クエリ文字列パラメータを追加します:

      privm=t

      プライベートモードの使用は、ユーザー ID を渡さないことと同じ効果があります。

ユーザープロファイルデータへのアクセス

RichRelevance ダッシュボードでは、個々のユーザープロファイルにアクセスする方法が提供されています。ユーザーIDを入力することで、そのユーザーのユーザープロファイルサービスからのプロファイルデータが表示されます。ユーザープロファイルデータはCSVファイルにエクスポート可能です。

備考

匿名ユーザー(ユーザーIDがない、またはプライベートモード)は、渡されたセッションIDに基づいてパーソナライズを受けます。そのため、セッション中は Recommend および Engage のレスポンスで、セッションのコンテキストに基づいたパーソナライズが行われます。ただし、オプトアウトされたユーザーIDが渡された場合、パーソナライズは行われません。