地域別属性

地域を使用することで、リスト価格、セール価格、カタログ名、在庫状況などの製品属性を、ユーザーのグループ(通常は地理的なエリア)ごとに使い分けることができます。たとえば、国際的な小売業者であれば、各国ごとに1つの地域を設定できます。(基本的な要件を満たしていれば、より抽象的な用途で地域を使うことも可能です。)

地域サポートを追加するには、以下の手順を行ってください:

  1. Algonomy チームに連絡し、サイトに対して地域を有効化してもらいます。
  2. フィードを更新します。変数値はフィードを通じて送信され、地域 ID に関連付けられます。設定可能な属性の一覧は、Product Region Flat File Feed を参照してください。
  3. サイト統合を更新します。統合ロジックでは、ユーザーの地域 ID を特定するだけで構いません。地域 ID がわかっていれば、その地域に対応した値を使ってレコメンドが返されます。

注意事項:

  • ユーザーはログインしている必要はありません。
  • 地域 ID はセッション中に変更される可能性があります。
  • フィードに特定の製品に対する地域別データが存在しない場合、デフォルトの製品データが表示されます。

地域とレコメンデーション

一般的に、地域データは返されるレコメンデーションには影響しません(特定地域で在庫切れの商品を除く)。地域情報は、ユーザーに対してレコメンデーションが生成された後に差し替えられます。複数地域に対応するサイトでは、バックフィル戦略が特に重要になります。

言語

言語は地域によって判断され、地域フィードファイルで設定されます。

たとえば、スイスという国に以下のように3つの地域と3つの言語を設定できます:

  • RegionId ch-FR(スイス-フランス)、言語タグ: ch-FR
  • RegionId ch-DE(スイス-ドイツ)、言語タグ: ch-DE
  • RegionId ch-IT(スイス-イタリア)、言語タグ: ch-IT

JavaScript 統合

コードの実装方法

ページタグに次のコードを追加し、必要な情報を含めてください:

関数 要件
R3_COMMON.setRegionId('Region ID'); 現在の顧客の地域を示す ID に置き換えます。使用可能な地域 ID のセットは、フィードで設定されます。

サンプルコード

Primary Code Block 内で setRegionId() を呼び出します。

Primary Code Block

<!-- このコードを <body> タグのなるべく上部に配置してください -->
<script charset="utf-8" type="text/javascript">
  var R3_COMMON = new r3_common();
  R3_COMMON.setApiKey('abcd5432e1');
  R3_COMMON.setBaseUrl(window.location.protocol+'//integration.richrelevance.com/rrserver/');
  R3_COMMON.setClickthruServer(window.location.protocol+"//"+window.location.host);
  R3_COMMON.setSessionId('6B4D397B');
  R3_COMMON.setUserId('10987');  // ユーザーIDがなければ空にしてください

  // パーソナライズのための placement 要求がない場合でも使用します
  R3_COMMON.addPlacementType('home_page');

  // ダッシュボードで設定した placement 名に置き換えます
  R3_COMMON.addPlacementType('home_page.placement_name');
  
  // スイス・フランス地域用の地域 ID を送信
  R3_COMMON.setRegionId('ch-FR');
  
  var R3_HOME = new r3_home();
  rr_flush_onload();
  r3();
</script>
        

API

recsForPlacements API で rid パラメータを使って地域 ID を設定します。

例: rid=ch-FR